10/2 さいたまスーパーアリーナ
シーズン幕開けの3地域対抗戦「ジャパンオープン2010」が、さいたまスーパーアリーナで開催。
チームヨーロッパとして参加したロシアのエフゲニー・プルシェンコは、今夏日本のアイスショーに引っ張りだこ。競技会の準備に取り掛かれたのは、大会わずか10日前だったという。
「何とか、生き延びた(滑り終えた)。今はハッピーだよ」
競技を終えると、いつものように茶目っ気たっぷり。
この日に滑ったプログラムは、日本のファンによるリクエスト「ニジンスキーに捧ぐ」。2003、2004年頃のプルシェンコがもっとも脂ののった時期の人気のナンバーだった。
<表彰式> 1.日本 2.北米 3.ヨーロッパ
エフゲニー・プルシェンコ RUS
現在、アマチュア資格はく奪問題に揺れるプルシェンコだが、夢はあくまで競技生活を続けることであり、母国のソチでの五輪に出場することだと断言。国際スケート連盟へは資格回復を求めた要望書を送ることを明らかにした。
「スケートとは人生そのもの。スケートの中にもファミリーがいて、競技の中での人生を僕は楽しんでいる」
初めてスケートの世界へと誘ってくれた母親の存在や、再び競技の世界へと連れ戻してくれた妻ヤナについてなどセカンドライフにも触れ、誇らしげに「素晴らしい人生だよ」と語った。
競技結果は、日本の優勝、チームヨーロッパは3位に終わった。
<Text/Photo MIWA MORI>