タチアナ・ボロソジャル&マキシム・トランコフ組
6/24~26 新横浜プリンスホテル・スケートセンター
8年目を迎えた今年は、東日本大震災のチャリティーイベントとして開催され、国内の若手選手を中心に新しいプログラムや趣向を凝らした演技が披露された。
ロシアからは、ペア結成1年目で世界選手権2位となったタチアナ・ボロソジャル&マキシム・トランコフが来日。彼らは東京で行われるはずであった世界選手権の為に来日し、新横浜で震災に遭遇した。今回のショーの為に再び来日し、しっとりとしたラブソングにのせ、3月に見せる事の出来なかった難しいリフトやダイナミックなスロージャンプなどを披露し、観客を魅了した。
昨シーズンシニアデニューを果たした羽生結弦は、仙台のアイスリンクにて震災に遭い、現在は各地のアイスショーに出演をしながら練習を行っているが、今シーズンのフリープログラム『ロミオとジュリエット』では、持ち合わせた柔軟性に力強さが加わり、感情豊かに演じて会場を沸かせた
4年ぶりに世界女王に返り咲いた安藤美姫は、指先や視線に至るまで命を吹き込んだようなプログラム『ブラックスワン』を披露し、女王としての貫禄や自信を感じさせた。
<Text MiyukiI SOWA / Photo Miwa MORI>