4月16~19日 東京・国立代々木競技場第一体育館
フィギュアスケート2014/2015シーズンの最後を飾る競技会世界フィギュアスケート国別対抗戦が4月16日~19日に国立代々木競技場第一体育館で開催され、3月までの成績に基づき、ロシア、アメリカ、日本、カナダ、フランス、中国の6カ国が参加した。
各カテゴリーで万遍なくポイントを重ねたのは「チーム・アメリカ」。チーム・ロシアの猛追をわずか1点でかわして、2009年、2013年に続く3度目の優勝を手にした。
「チーム・ロシア」は、新しく世界女王となったエリザベータ・トゥクタミシェワがフリーでトリプルアクセルを見事に決めるなど新女王の貫録をみせた。総合得点はチーム・アメリカに1ポイント差まで迫る109ポイント、2位に入り国別戦の初表彰台を獲得した。
「チーム・日本」は総合得点103ポイントで3位、4大会連続で表彰台に上がった。チームのキャプテンをつとめた無良崇人(HIROTA)は、フリーで4回転トゥループからのコンビネーションジャンプとトリプルアクセルを2本決めて165.40点でフリーは3位。羽生結弦(ANA)はショートプログラム、フリーとも完璧な演技とはならなかったが、共に1位を獲得、チームに大きく貢献した。
女子はショートで出遅れた宮原知子(関西大中・高スケート部)がフリーで会心の演技をみせシーズンベストを更新、応援席に向けてガッツポーズ。村上佳菜子(中京大)はフリーでいくつかジャンプが抜けチームに手を合わせた。
~ ユーラシアスポーツ5号より抜粋 ~
<Text Satoko YAMANARI / Photo MIWA MORI>