第43回世界体操競技選手権大会 2011
2011.10.7～16 東京体育館
世界約80の国と地域から500名以上の選手が参加した体操の世界選手権が10日間にわたり東京で開催された。ロンドン五輪の予選も兼ね、各競技で連日熱い戦いが続いた。
男子は、個人総合で内村航平（コナミ）が2位に３点差をつける93.631点で三連覇を果たし、山室光史（コナミ）も3位に入り、表彰台に上がった。
女子は、昨年19年ぶりに団体戦を制したロシアがエースのアリーヤ・ムスタフィナを怪我で欠き、王座を再びアメリカに明け渡した。
今大会ロシアのエースの役割を担ったのが、今年シニアデビューしたばかりのビクトリア・コモワ(16歳)。ジュニア時代に来日経験もあり、昨年のユース五輪では三冠の成績を収めてロンドン五輪を期待されているホープだ。今大会個人総合では最終種目でアメリカのウィーバーに逆転を許し銀メダル。わずか0.033点の得点差に悔し涙を流した。雪辱を果たすべく出場した種目別の段違い平行棒では、自身の名前が付いた離れ技「コモワ」を始めとして次々に華麗な離れ技を披露し、ほぼ完璧な演技で金メダルに輝いた。
< Text / Photo Miwa MORI>
ビクトリア・コモワ
MEN
 内村 航平 個人総合１位 床１位、鉄棒３位 |  内村 航平 個人総合１位 床１位、鉄棒３位 |  内村 航平 個人総合１位 床１位、鉄棒３位 |  内村 航平 個人総合１位 床１位、鉄棒３位 |  内村 航平(左)、山室 光史(右) |  山室 光史 個人総合３位 つり輪３位 |
 山室 光史 個人総合３位 つり輪３位 |  山室 光史 個人総合３位 つり輪３位 |  個人総合表彰 |  田中 和仁 |  沖口 誠 跳馬３位 |  田中 佑典 |
 小林 研也 |  ZOU Kai <CHN> 鉄棒１位、床２位 |  ZOU Kai <CHN> 鉄棒１位、床２位 |  TENG Haibin <CHN> あん馬７位 |  CHEN Yibing <CHN> つり輪１位 |  FENG Zhe <CHN> 平行棒７位 |
 ZHANG Chenglong <CHN> 鉄棒２位、平行棒３位 |  中国男子 団体優勝 |  BOY Philipp <GER> 個人総合２位 |  OROZCO John <USA> 個人総合５位 |  LEYVA Danell <USA> 平行棒１位 |  PURVIS Daniel <GBR> 個人総合４位 |
 BELYAVSKIY David <RUS> 個人総合６位 |  KUKSENKOV Mykola <UKR> 個人総合７位 |  BERKI Krisztian <HUN> あん馬１位 |  HYPOLITO Diego <BRA> 床３位 |  HAMBUECHEN Fabian <GER> |  HORTON Jonathan <USA> |
WOMEN
 鶴見 虹子 |  田中 理恵 |  寺本 明日香 |  新竹 優子 |  美濃部 ゆう |  飯塚 友海 |
 大島 杏子 |  |  |  |  アメリカ女子 団体優勝 |  個人総合表彰 |
 WIEBER Jordyn <USA> 個人総合優勝 平均台３位 |  MARONEY Kayla <USA> 跳馬優勝 |  RAISMAN Alexandra <USA> 個人総合４位 床３位 |  KOMOVA Victoria <RUS> 個人総合２位、段違い平行棒優勝 |  KOMOVA Victoria <RUS> 個人総合２位、段違い平行棒優勝 |  KOMOVA Victoria (左) NABIEVA Tatiana (右) |
 AFANASEVA Ksenia <RUS> 床優勝 |  INSHINA Yulia <RUS> 平均台６位 |  DEMENTYEVA Anna <RUS> |  DEMENTYEVA Anna <RUS> |  YAO Jinnan <CHN> 個人総合３位 平均台２位 |  SUI Lu <CHN> 平均台優勝 床２位 |
 HUANG Qiushuang <CHN> 個人総合５位 |  JIANG Yuyuan <CHN> |  TAN Sixin <CHN> |  MITCHELL Lauren <AUS> 個人総合８位 |  PORGRAS Ana <ROM> 個人総合６位 |  PONOR Catalina <ROM> |
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