2014.6.18-22　横浜文化体育館

　ITTF(国際卓球連盟)ワールドツアーのジャパンオープン・荻村杯が横浜文化体育館で開催され、世界各国から１７０名余りが参加した。ジャパンオープン・荻村杯は、スーパーシリーズとして最も高い賞金とボーナスポイントを与えられる注目度の高い大会の一つ。
　昨年度大会覇者の塩野真人(東京アート)や怪我から復帰の福原愛(ANA)、日本のエースに成長した石川佳純(全農)、ドイツオープン、スペインオープンダブルス優勝で注目を集めた伊藤美誠(スターツSC)らが参加し、熱戦を繰り広げた。

　女子ダブルスでは、福原愛（ANA）若宮三紗子（日本生命）組が決勝でフェン、ユ組(シンガポール)を3―1で破り初優勝。若宮のダブルス優勝は、パートナーを変えての３度目の優勝。

　男子ダブルスは、水谷隼(DIOジャパン)、岸川聖也（ファースト）組が5年ぶり2度目の優勝を果たした。勢いに乗った水谷は男子シングルスでも決勝に進出したが、予選から勝ち上った中国の新鋭、于子洋に2―4で敗れ、2年ぶりのタイトル奪還はならなかった。

　女子シングルスでは石川佳純が決勝に進出したが、世界ランク４位のフェン・ティアンウェイ(シンガポール)に２-４で敗れ、初優勝を逃した。

その他、U-21女子で森さくら(昇陽高校)が優勝した。

< Text / Photo Miwa MORI >

ユーラシアスポーツ Vol.2　掲載