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第91回日本選手権水泳競技大会 
シンクロナイズドスイミング競技
SYNCHRO JAPAN OPEN 2015

2015.5.2-4 東京辰巳国際水泳場

 日本選手権も兼ねたシンクロナイズドスイミングのジャパン・オープンが5月2日から3日間に渡り東京辰巳国際水泳場で開催された。

 チームの種目ではJAPAN(日本代表 乾、三井、中村、箱山、吉田、中牧、丸茂、林)が高さのある様々なリフトを次々に決め、長い足技を生かした一体感のある演技を披露し、FR(フリールーティン)91.9333、TR(テクニカルルーティン)90.1142、合計182.0475点を獲得して優勝した。

 デュエットの種目では、JAPANの乾友紀子(井村シンクロクラブ)・三井梨沙子(東京シンクロクラブ)組がFR 91.8000、TR 89.7699、合計181.5699点で優勝。乾友紀子はソロでもFR 91.6000、TR 89.5416、合計181.1416点で優勝し、フリーコンビネーションでの優勝を含めると昨年の3種目を超える全4種目での優勝を果たした。

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足立夢実(左)・安部篤史(右)組

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全種目完全制覇の乾友紀子

男子シンクロ 安部篤史、混合デュエット公式戦デビュー


 今大会もっとも注目を集めた二人がいた。シンクロ史上初、男子が加わった新種目「男女混合ミックスデュエット」、そこに出場する足立夢実(国士舘シンクロク)・安部篤史(トゥリトネス水泳部)組だ。

 場内を惹きつけたのは冒頭の女子選手をジャンプさせるリフト。「やはり男子はすごい!」と言わせるほど大きなジャンプが決まり、「練習では見せたことのない」表現力も光った。辛口な井村コーチからも「練習でもそういうふうにせえ」と言わしめるほど上々の出来。85.6667点という「思いがけない高得点」(本間大会実行委員長)も獲得し、初披露は合格点で終わった。
「無事に終われてほっとしている」安部は安堵の表情を見せた。

~ ユーラシアスポーツ5号より抜粋 ~


< Text Satoko YAMANARI / Photo Miwa MORI
Norikazu OKAMOTO >